今回は、GearVRの開発時に便利なデバッグ方法をまとめた
備忘録的な記事を書いていこうと思います。
「全て」->「Gear VR Servie」->「ストレージ管理」->
「開発者モード」をONにする
この状態で、Unityから「Build And Run」すると
GearVRをつけなくても、実機で確認することが出来ます。
※この方法だとGearVRの実機に接続しないので
ジャイロセンサーのデバッグは出来ないです。
(端末上でカメラを見回したい場合は
別途スクリプトを書く必要はあります。。。)
コマンドプロンプトを開き以下のコマンドを入力
adb shell ip -f inet addr show wlan0
表示されたIPアドレスを覚えておく
続けて、以下のコマンドを入力して「tcpip」でadb接続するモードに変更します。
adb tcpip 8080
端末からUSBを外し、以下のコマンドを入力
adb connect IPアドレス:8080
これで、「ddms」にwifi経由でLogcat情報が表示されていると思います。
「ddms」の入力欄に「tag:VrApi」を入力すると
本体情報のログのみにフィルタリングされて、
FPSや端末の温度の確認がしやすくなります。
このままポートを開けっ放しはよくないので
確認し終えたら、以下のコマンドで「usb」で
adb接続するモードに切り替えておきましょう。
adb usb
GearVRとPCを同じネットワークに設定
GearVR Serviceで「開発者モード」にする
MobileSDKの以下のパスにあるファイルを実行
<SDKパス>/bin/Win64/OVRMonitor.exe
※Windows の場合
ここで、WifiアイコンのところにIPアドレスが表示されたらあとは「connect」するだけなはずです。
※いろいろ試しましたが、会社の環境の場合、
IPアドレスが表示されず本機能を試せていません。。。
(ステルスSSIDだからダメなのかも?)
私がよく使うのは「GearVRを刺さずにデバッグする方法」くらいですね。
VRのデバッグは実機(HMD)ありきが当たり前ですが、
もともと、GearVR と Android端末が分かれていることもあって
端末だけでもデバッグ出来るのは便利で結構良く使っています。
Logcatでの確認は開発終盤にお世話になりそうですが
まだまだ先の話になりそうです。
PC上でのモニタリング機能については
仮にPC上でモニタリング出来たとしても用途が思いつかないので、
今後も使うことはなさそうな気がしてます。。。
次回以降は、VRアプリの最大の問題と言ってもいい
「3D酔い(ベクション)」ついて調査していこうと思っています。