Google I/O 2016も終わっていますが
前回に引き続きGoogle I/Oで発表となった「Daydream」関連のネタです。
今回はUnityでの「Daydream」開発環境構築方法をまとめたブログを書いていきます。
必要な環境について
・Unity 5.4.0b17以降 (5.3.x系でもいけると思いますが未検証)
・Oculus Rift DK2 (製品版でもいけるはずです)
・DaydreamControllerエミュレータ用Android端末
※現状はAndroid 4.4以降でARM64CPU限定のようです
(youtenさんの記事に詳しく記載されております)
Oculus側のセットアップ
Oculus Rift DK2用の「Oculus Runtime 0.8」等がインストールされている場合は
事前にアンインストールし、製品版のランタイムをインストールし直す必要があります。
https://www.oculus.com/en-us/setup/
※開発用PCのグラフィックドライバはVR対応以降バージョンにしておく必要があります
※インストール後のセットアップ時でDK2非対応の機能セットアップはスキップしてください
※セットアップ完了後、Oculusクライアントの「Setting > General > Unknown Sources」チェックをONにしてください
(上記後もHMDに何も表示されない場合は「Beta > Restart Oculus」を行ってみてください)
Unity側のセットアップ
Unity 5.4.0b17以降をインストールし
以下のページよりGoogleVR SDKをダウンロードします。
https://developers.google.com/vr/unity/download#google_vr_sdk_for_unity
Unityプロジェクトを新規に作成して
GoogleVR SDK内にある「GoogleVRForUnity.unitypackage」を
Custom Packageとしてインポートします。
インポートが完了したら
GoogleVR > ControllerDemo > ControllerDemoシーンファイルを選択します。
DaydreamControllerエミュレータのセットアップ
以下より、エミュレータアプリをダウンロードします。
https://developers.google.com/vr/concepts/dev-kit-setup#set_up_the_headset_phone
エミュレート用のAndroid端末にアプリをインストールしアプリも起動しておきます。
Android端末と開発用PCをUSB接続します。
完成
Unityの「Play」ボタンを押してOculusRiftDK2にUnityのGame画面が表示されDaydreamControllerエミュレータが「connected」の状態となり
コントローラを動かして画面上のオレンジ色のカーソルが動いていたら成功になります!
まとめ
当たり前ですが全て有線接続なので
遅延のない理想的な開発環境が構築出来ました!
VR + モーションコントローラはすごくたのしい。
「Oculus Rift 製品版」や「HTC Vive」は高くて買えないけど
「Oculus Rift DK2」と「対応Android端末」を持ってる方は(いるのか?w)
ぜひ「Daydream」を体験してみてください。