さて久々のハード紹介です。
今回ご紹介するハードはHOMiDOというスマートフォン向けバーチャルリアリティヘッドセットです。
前々から注目していた商品でしたが、2月1日から日本での発売が開始されました。
現在市場に出ているVRヘッドセットを大きく分類すると、
CardBoardやTaoVisor、Gear VRなどのスマホ搭載型と
Oculus Riftなどの頭部搭載型ディスプレイがあります。
頭部搭載型ディスプレイは高品質ですが、値段と設備準備に費用が掛かります。
また、ワイヤードなので360度見渡すような動きとは相性がよくありません。
一方スマホ搭載型のVRヘッドセットは頭部搭載型ディスプレイほど品質は高くありませんが、安価かつスマホ以外の設備準備が必要ないので手軽に体験することができます。また、ワイヤレスなのでストレスレスで利用できます。
今回ご紹介するHOMiDOはスマホ搭載型ヘッドセットの中では中価格の部類になりますが、ほかの中価格ヘッドセットと比較しても比類ないスペックを持っています。特に注目すべきは視野角で、中価格のスマホ搭載型VRヘッドセットの中では断トツで広いです。圧倒的な没入感を生むためには広い視野角が必要なのですが、この会社では特別仕様のバーチャルリアリテイー・レンズを開発しているようです。
視野角 | 値段 | 対象スマホ | |
---|---|---|---|
HOMiDO | 約100° | 約9,720円(’15年2月23日時点) | 4~6インチ |
GearVR | 約96° | 約23,670円(’15年2月23日時点) | Galaxy Note 4のみ |
Durovis Dive | 約90° | 約7,728円(’15年2月23日時点) | 4インチ前後 |
あらゆるシーンを想定した柔軟性のある設計になっていて、
スマホのサイズに依存しづらい設計とレンズ調整、顔との設置部分に対するこだわりも感じます。中価格ヘッドセットとしてはかなり研究されていると思いました。
■私が抱いた懸念点とその答え
上記設計と最適条件5インチ (111x62mm)を見ていると、6インチスマホを入れた時に上部と左右が単純にはみ出てしまうのではないかと予測しました。
ただし、Googleのカードボードライブラリを使ったアプリの場合は表示領域を5インチ相当のサイズに調整(インチサイズ依存を吸収)しているためあまり気にならないのかもしれません。ハードはデザインとの兼ね合いもありますし、ソフトウェア側でうまくフォローしているのは素敵だなと思いました。なんでもハードのせいにしちゃダメだよと言われているようでとても勉強になりました。
また、HOMiDOではヘッドセットの販売以外にもアプリの紹介などを行っています。Homido Centerというアプリを公開しており、スマホ搭載型ヘッドセット向けのアプリを紹介しています。カテゴリ分けもされているのでマーケットアプリに近いです。
なんとTao360、Kiroru360もご紹介いただいています!
購入はidoga イドーガネットストアですることができます。
。弊社もいろいろと海外製VRヘッドセットを購入していますが、問い合わせを日本語でできるのは安心ですね。