3大キャリアの一つであるau。
本記事ではそのauについて、プラン・料金などの詳細、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
auの評価、おすすめ度、総評まとめ
総合点 | 3.7/5.0 | |
おすすめ度 | 2.5/5.0 |
- 格安SIMの2倍以上と月額料金の高さが大きなデメリット(割引適用後でも他社より高い)
- 光回線(auひかり・ビッグローブ光等)とのセット割・家族割の適用が必須
- 通信速度・安定性などの回線品質は◯
- データ無制限プランがあるのは4キャリアだけ
- 最新端末の購入可、MNPまたは22歳以下の新規契約なら割引特典あり
- 自宅で光回線(auひかり・ビッグローブ光など)を利用、かつ家族でauを利用する人
- 月額料金は高くてもいいから、無制限プランを利用したい人
3大キャリアの一つであるauは、高い通信品質や充実したサポート・サービスを受けられる通信会社です。
ただauの大きなデメリットがやはり「料金」。基本料金はもちろんのこと、光回線とのセット割・家族割(3人以上)といった割引をフルに適用しても格安SIMの1.5〜2倍程度で通話定額オプションも割高です。
20GB以内ならauのサブブランドであるUQ mobileの方が安く使うことができるので、わざわざメインブランドを利用する必要性はあまりないです。
ただ高い通信品質かつ無制限プランがあるのはキャリアならでは。月額料金が高くても通信品質・サポートを重視する人にはおすすめできると言えるでしょう。
auの料金・サービス等一覧表
料金 | 通信速度 | 繋がりやすさ |
無制限プラン 4,928円〜7,238円 |
30〜200Mbps 時間帯関係なく安定 |
地下・地方でも 問題なし |
特典 | サポート | サービス充実 |
MNPで端末代 約4万円割引 |
店舗・家電量販店での サポート可 |
留守電・割込通話可 テザリング30GB |
通話定額 | eSIM | MNPワンストップ |
5分以内880円 |
利用可 |
利用可 |
auは通信速度がかなり優秀、概ね30〜200Mbps、5Gに繋がると300〜400Mbpsの速度がでます。
一般的にスマホは10Mbpsでれば十分快適、20Mbpsでていれば最高画質(4K)の動画もスムーズに視聴できます。
auはエリアも広く、地下や地方でも問題なく繋がる為、かなり快適性は高いと言えるでしょう。
ただネックなのは「料金」。auに限らず、ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアの大きなデメリットです。
たとえば楽天モバイルだと月3,278円で無制限に使うことができますが、auだと7,238円と2倍以上。
光回線のセット割や家族割などをフルに適用したとしても4,928円で楽天モバイルよりも高いです。
さらに通話定額は5分以内でも880円(かけ放題は1,980円)。他の格安SIMだと5分以内で550円程度ですから、オプションも高いです。
auの料金、割引、テザリングなど詳細をチェック
au | |
基本料金 | 【使い放題MAX5G/4G】 5,558円/〜3GB 7,238円/〜無制限 【スマホミニプラン5G/4G】 3,465円/〜1GB 4,565円/〜2GB 5,665円/〜3GB 6,215円/〜4GB 【auマネ活プラン】 5,558円/〜3GB 7,238円/〜無制限 |
割引後料金 | 【使い放題MAX5G/4G】 3,278円/〜3GB 4,928円/〜無制限 【スマホミニプラン5G/4G】 2,178円/〜1GB 3,278円/〜2GB 4,378円/〜3GB 4,928円/〜4GB 【auマネ活プラン】 3,688円/〜3GB 6,138円/〜無制限 |
光回線セット割 (スマートバリュー) |
△550円〜1,100円/月 |
家族割 | 2回線:△220円〜550円/月 3回線〜:△550円〜1,100円/月 (マネ活プランは除く) |
au PAYカード支払割 | △110円〜187円/月 |
学割 | 22歳以下向けプランあり |
通話定額 | 5分以内:880円 かけ放題:1,980円 |
事務手数料 | オンライン:無料 店舗:3,850円 |
特典 キャンペーン |
端末代最大22,000円割引等 |
留守電 | 月330円 |
キャッチホン | 月220円 |
電話転送 | 無料 |
eSIM | 利用可 |
MNPワンストップ | 利用可 |
テザリング | 利用可、月30GBまで |
制限時 最大通信速度 |
スマホミニプラン:300kbps |
支払方法 | クレジットカード 口座振替 |
ここからはauの料金等について、詳しくみていきましょう。
auの料金プラン比較
au | 【参考】 UQ mobile |
|||
使い放題MAX | スマホミニプラン | マネ活プラン | ||
基本料金 | 5,558円/〜3GB 7,238円/〜無制限 |
3,465円/〜1GB 4,565円/〜2GB 5,665円/〜3GB 6,215円/〜4GB |
5,558円/〜3GB 7,238円/〜無制限 |
2,365円/4GB 3,465円/15GB |
割引 | 家族割 光回線セット割 カード支払割 |
光回線セット割 | 光回線セット割 カード支払割 |
|
割引後 料金 |
3,278円/〜3GB 4,928円/〜無制限 |
2,178円/〜1GB 3,278円/〜2GB 4,378円/〜3GB 4,928円/〜4GB |
3,688円/〜3GB 6,138円/〜無制限 |
1,078円/4GB 2,178円/15GB |
auの料金プランのうち、「マネ活プラン」は家族割等がない代わりに、特定のカード・銀行などを利用することでau Payの残高還元特典があるプラン。このマネ活プランについては下記で詳しく後述しています。
使い放題MAXとスマホミニプランは基本料金はもちろん割引後の料金はかなり割高。
特にスマホミニプランは、1GB以内でも2,178円〜となっていてコスパが非常に悪いのでおすすめできないのが正直なところです。
月額料金割引
auでは、以下の4つの割引が利用できます。
- 家族割(家族割プラス)
- 光回線セット割(スマートバリュー)
- au Payカード支払割
- 学割(22歳以下)
詳しくみていきましょう。
家族割(家族割プラス)、家族間通話
au | 【参考】 UQ mobile |
|||
使い放題MAX | スマホミニプラン | マネ活プラン | ||
割引有無 | あり | あり | なし | あり |
割引 | 2回線:△550円/月 3回線〜:△1,100円/月 |
2回線:△220円/月 3回線〜:△550円/月 |
なし | △550円/月 光セット割と併用不可 |
家族間通話 | 無料 | 有料 |
マネ活プランは、au PAY残高還元がある代わりに家族割による割引はありません。
使い放題MAXとスマホミニプランは、家族で利用している回線数に応じて上記の通り月額料金から割引を受けられます。
また家族間通話はいずれのプランでも無料となっています。
一方、サブブランドのUQ mobileでも家族割はありますが家族間通話は有料。家族間で通話をよくするのであれば、通話定額オプションを利用する必要があります。
光回線セット割(スマートバリュー)
au | 【参考】 UQ mobile |
|||
使い放題MAX | スマホミニプラン | マネ活プラン | ||
割引有無 | あり | あり | あり | あり |
割引 | △1,100円/月 | △550円/月 | △1,100円/月 | △1,100円/月 家族割と併用不可 |
対象回線 | 光回線(auひかり、ビッグローブ光、@nifty光、eo光等) ケーブルテレビ(J:COM) ホームルーター(auホームルーター5G、WiMAX +5G、WiMAX 2+) モバイルWiFi(WiMAX +5G、WiMAX 2+) |
auでは、光回線やホームルーター、モバイルWiFiと併用することでセット割を受けることができます。
auはいずれのプランでも基本料金が高い為、このセット割は必須だと言えるでしょう。
対象回線は以下の通り。ドコモやソフトバンクに比べて様々な回線が対象となっています(サブブランドのUQ mobileも対象は同じ)。
【スマートバリュー対象回線】
- 光回線・・・au ひかり・ビッグローブ光・So-net光・@nifty光・@T COM (アットティーコム)ヒカリ・ひかりゆいまーる・ひかりJ・auひかり ちゅら・コミュファ光・eo光・Pikara[ピカラ光]・メガエッグ・BBIQ
- ケーブルテレビ・・・J:COM・提携先ケーブルテレビ
- ホームルーター・・・au ホームルーター 5G(ホームルータープラン)、WiMAX +5G、WiMAX 2+
- モバイルWiFi・・・WiMAX +5G、WiMAX 2+
au PAYカード支払い割
au | 【参考】 UQ mobile |
|||
使い放題MAX | スマホミニプラン | マネ活プラン | ||
割引有無 | あり | あり | なし | あり |
割引 | △110円/月 | △187円/月 | なし | △187円/月 |
マネ活プランはau PAYカードの支払いによる割引がない代わりに、300円相当のau Pay残高還元を受けることができます(詳細は後述)。
他のプランはプランに応じて、上記の通りの割引を受けられます。
学割(スマホスタートプラン)
auでは、5歳〜22歳の新規契約ユーザー向けに以下のプランが用意されています。
スマホスタートプラン ライト |
スマホスタートプラン | |
容量 | 4GB | 20GB |
料金 | 翌月から1年間:1,078円 2年目〜:2,266円 |
翌月から1年間:1,078円 2年目〜:3,916円 |
申し込み条件 | 5歳〜22歳の新規契約 | |
特典 | – | Prime student 1年間無料 |
通話定額
auの通話定額は上記の通りで、この金額は他の大手キャリアと同じ。格安SIMと比べるとかなり高いです。(格安SIMは月550円程度)
事務手数料
auでは、新規契約やMNPによる他社乗り換えの際に事務手数料がかかる場合があります。
- auショップ・家電量販店・・・3,850円
- オンライン・・・3,850円
以前はオンラインショップの場合のみ手数料が0円でしたが、規約変更により店舗同様に手数料がかかるようになってしまいました。
留守電・キャッチホン・転送電話
auでは上記の料金で留守電やキャッチホンの利用ができます。
なお、auのオンライン専用ブランドのpovo2.0や、ドコモのオンライン専用ブランドであるahamoはこの3つが使えません(有料オプションもなし)。
eSIM
eSIMとは、あらかじめ端末に組みこまれており、契約後に情報を書き込むことができるSIM。
SIMカードのように差し込む必要がなく、データのダウンロードだけで回線の開通ができる為、郵送等の必要がなく申し込み当日に利用開始することができます。
auではもちろん対応済み。利用可能となっています。
ただしeSIMは端末も対応している必要がある(iPhoneならXS・XR以降のシリーズ)点は注意しましょう。
MNPワンストップ
以前のMNP(番号を変えずに他社に乗り換え)をする場合、事前に乗り換え前の通信会社で「MNP予約番号」を取得する必要がありました。
しかし現在は「MNPワンストップ」と言われる、MNP予約番号の取得なしで単に乗り換え後の通信会社で契約手続きをすればOKという仕組みができています。
auはこの「MNPワンストップ」に対応済み。
乗り換え前の通信会社も同様にMNPワンストップに対応していれば、MNP予約番号の取得は不要となっています。
【MNPワンストップ対象】
- docomo
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- UQ mobile
- ahamo
- povo
- LINEMO
- LINEモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- 日本通信SIM
- b-mobile
- mineo
- センターモバイル
- LPモバイル
テザリング
auは手数料なしでテザリングを利用することができます。
ただ無制限プランでもテザリングは30GBまでとなっており、それを超えると速度が128kbpsに制限されます。
テザリングはドコモと楽天モバイルなら無制限、ソフトバンクでも50GBとなっており、auはかなり少ないです。
テザリングを頻繁に使う予定があるなら、auではなく他のキャリアを選びましょう。
制限時最大通信速度
auはスマホミニプランで4GBを超えると月128kbpsに制限されます。
この速度に制限されると、LINEのトークならなんとかできますが、動画はもちろんSNSやWebサイト閲覧はできません。
サブブランドであるUQモバイルは300kbps〜1Mbps、他の格安SIMでも300kbpsであることが多い為、制限時速度としてはかなり厳しい速度です。
auマネ活プランの特徴
auの料金プランの中で、「マネ活プラン」はauの他のサービスを併用することで家族割が適用できない単身ユーザーでもお得に利用できるプランです。
auマネ活プランの実質料金
マネ活プラン | ||
容量 | 無制限 | |
基本料金 | 7,238円/月 | |
スマートバリュー割引 | △1,100円/月 | |
au PAY 残高還元 特典 |
au PAYカード | 300円相当/月 |
auじぶん銀行 | 300円相当/月 | |
通信料金支払 | 200円相当/月 | |
実質料金 | 5,338円 |
- au PAYカードの会員(ゴールドカード・家族カード含む)であれば300円相当の還元
- auじぶん銀行の口座を保有していれば300円相当の還元
- 通信料金の支払いをau PAYカードもしくはauじぶん銀行に設定すれば200円相当の還元
マネ活プランの実質料金は5,338円となります。
使い放題MAXを家族割なし、もしくは家族割(2回線)で利用するよりも実質的に安くなるのがメリットです。
auマネ活プランの様々な特典
auマネ活プランには、au PAY残高還元以外にも以下の特典を受けられます。
- au PAYゴールドカード(年会費11,000円)での携帯電話利用料金支払いで、ポイント還元10%アップ(12ヶ月間)
- au PAYゴールドカード決済でのポイント還元率が0.5%アップ(月間最大250P)
- au PAYゴールドカードでのau PAY残高チャージ時のポイント還元率1,0%アップ(月間最大1,000P)
- au PAY決済でのポイント還元率0.5%アップ(月間最大150P)
エンタメとセットで安く利用できるプランもある
auの使い放題MAXもしくはマネ活プランには、Amazon PrimeやTELASA、NETFLIXとセットになっていて別々に契約するよりも安く利用できるプランもあります。
セットのサービス ()内は単独利用時 |
月額料金 (割引適用時※) |
お得度 | |
使い放題MAX | – | 4,928円 | – |
with amazonプライム |
amazonプライム(月600円) TELASA(月618円) |
5,797円 | 349円 |
NETFLIXパック | NETFLIX(月790円) amazonプライム(月600円) TELASA(月618円) |
6,127円 | 809円 |
ドラマ・バラエティ パック |
TELASA(月618円) U-NEXT(月1,071円) FOD(月976円) |
6,798円 | 795円 |
DAZNパック | DAZN(月3,700円) | 7,898円 | 730円 |
※:スマートバリュー(△1,100円)、家族割プラス(△1,100円)、au PAYカード支払割(△110円)
auで実施されているキャンペーンや端末代割引
大手キャリアであるauは、特に端末代が大幅に割引されるというメリットがあります。
ここでは、現在auで行われているキャンペーンについて、特筆すべきものを紹介します。
au オンラインショップお得割で最大44,000円割引
auでは、以下のユーザーを対象に最大22,000円の端末代割引を受けることができます。
- MNPで乗り換え・・・最大22,000円割引
- 新規契約・・・最大11,000円割引
iPhoneシリーズ全般、Google PixelやGalaxy、XPERIAといった主要アンドロイドはほぼ割引対象端末です。
特にiPhone15は最大44,000円の割引となっているので、かなりお得に購入できます。
ただiPhoneについては割引があっても、au自体の販売価格が高かったり、他社の通信キャリアの方が割引等が大きいことで実は安くない点にも注意が必要です。
スマホトクするプログラムで端末代の約半額が免除
スマホトクするプログラムは、24ヶ月後にスマホを返却することを前提とすることで残価分の支払いなしで端末代として支払う価格が安くなるサービス。
24ヶ月後の残価は端末によって異なり、人気端末の実質価格は以下の通りとなります。
販売価格 | 残価 | 実質価格 | |
iPhone 16 (128GB) |
183,100円 (5,500円割引) |
111,090円 | 72,010円 |
iPhone 16 Pro (256GB) |
140,500円 (5,500円割引) |
88,250円 | 52,250円 |
iPhone 15 (128GB) |
87,400円 (44,000円割引) |
87,353円 | 47円 |
Google Pixel 9 |
122,900円 (22,000円割引) |
78,900円 | 44,000円 |
auオンラインショップ SIM乗り換えで10,000円相当還元
乗り換え後も使っている端末をそのまま使う場合で、端末購入なし・SIMのみ乗り換えの場合、au PAY残高へ10,000円相当の還元があります。
SIMはSIMカード(物理SIM)、eSIMのいずれでもOKですが、オンラインショップでの契約が必要。
auショップや家電量販店でSIMのみの乗り換えを行ってもこの特典は対象外となります。
家電量販店では独自のキャンペーンが行われている場合も
家電量販店では、auが行っているキャンペーンとは別に、独自のキャンペーンを展開している場合があります。
2023年末にスマホの割引に関するルールが改定された為、以前に比べると家電量販店で大きな割引を行うことができなくなりましたがまたここにきて復活。
MNPでiPhone15が実質43円で購入できる店舗も出ています。
ちなみに家電量販店のキャンペーンは週末(金・土・日)に行われることが多いです。
auの通信速度実測データ
auの通信速度実測データです。
4G回線接続時
通信速度(Mbps) | ||
下り | 上り | |
10時台 | 40.5 | 7.63 |
11時台 | 25.5 | 9.30 |
12時台前半 | 45.0 | 8.54 |
12時台後半 | 64.3 | 3.79 |
13時台 | 42.7 | 1.56 |
14時台 | 55.9 | 7.29 |
15時台 | 134.4 | 10.5 |
16時台 | 83.8 | 1.26 |
17時台 | 38.9 | 6.58 |
18時台 | 95.2 | 6.56 |
19時台 | 49.2 | 6.32 |
20時台 | 33.0 | 8.32 |
21時台 | 47.9 | 2.79 |
平均 | 58.1 | 6.18 |
スマホの通信速度は10Mbpsでていれば快適、20Mbpsで最高画質(4K)動画の視聴もスムーズにできるとされています。
それに対しauは下り平均50Mbps以上。回線が混雑する時間帯での速度低下も見られませんでした。
格安SIMの場合は平均10〜20Mbps程度。回線が混雑する平日昼には1Mbpsを切ることも多々ありますが、auはキャリアであるが故のさすがの速度です。
5G回線接続時
通信速度(Mbps) | ||
下り | 上り | |
① | 164.6 | 4.12 |
② | 325.5 | 25.1 |
③ | 481.1 | 24.6 |
平均 | 323.7 | 17.9 |
5G回線接続時の通信速度はかなりの高速。
現時点では常に5G回線に繋がるわけではないですが、最近はかなりエリアが拡大し頻繁に繋がるようになっていますから、この速度はありがたいですね。
auのメリット
ではここからは、auのメリットについて確認していきましょう。
高い通信品質(通信速度が速い、繋がりやすく安定性も高い)
- 速い通信速度、平日昼の速度低下もなし
- エリアが広く、繋がりやすさも◎
格安SIMは料金が安い代わりに、通信速度が遅かったり、平日の昼など回線が混雑する時間帯で速度が極端に低下(1Mbps以下)となるデメリットがあります。
一方auであればそういった心配が少ないです。場所・混雑状況・環境によって遅くなる場合もゼロではありませんが、格安SIMに比べると通信速度・安定性は圧倒的に優れています。
スマートバリュー対象の光回線等が多い
auのセット割であるスマートバリューは、auひかりやビッグローブ光、eo光といった多数の光回線から、ホームルーターやモバイルWiFiも対象回線。
ドコモやソフトバンクは対象となる回線が限られていますが、auは多くが対象となっているので自分にあったものを選びやすいという特徴があります。
マネ活プランで家族割なしでもお得に使える
auに限らず、ドコモやソフトバンクなどのキャリアは家族割の適用ができないと料金はかなり高いです。
しかしauにはマネ活プランがある為、家族割なしでもお得に利用可。au PAY還元の条件も簡単ですぐできます。
単独で使うならドコモやソフトバンクよりも安く使うことができるというメリットがあります。
充実したサービス・サポート・安心感
auはauショップで直接サポートを受けることが可能。格安SIMのようにオンラインだけ、チャットだけといった制限がありません。
またサービス面も充実。
格安SIMの場合、軽くあげるだけでも「LINEの年齢確認ができない」「支払い方法がクレカのみ」「留守電・キャッチホンが使えないものがある」「キャリアメールがない」といった制約がありますが、auであれば大丈夫です。
最新端末を割引ありで購入できる
そもそもiPhone 15など最新端末を契約とセットで購入できるのはau、ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアだけ。
サブブランドなども含め、格安SIMでは最新端末の取り扱いがありません。
一応Apple Storeなど端末の販売元から購入することはできますが、割引等の特典を受けられませんから、最新端末を安く購入することができるというのはキャリアならではのメリットだと言えるでしょう。
エンタメサービスがお得に利用できる
auでは、使い放題MAXもしくはマネ活プランとアマゾンプライム・ネットフリックス・DAZN・TELASAといったエンタメサービスのセット契約が可能。
それぞれ個別に契約するよりも月300〜800円程度安く使うことができます。
auのデメリット
続いてauのデメリットを見ていきましょう。
基本料金が高く、割引適用がほぼ必須
auの基本料金は格安SIMの2倍以上。スマートバリューを適用しなければスマホ代がかなり高額になってしまいます。
また割引をフル(スマートバリュー、家族割3人以上、au PAYカード支払割)で適用したとしてもまだ割高。
楽天モバイルなら3,278円でデータ容量が無制限であるのに対し、auだと割引をフルに適用しても4,928円もかかります。
auだけでなくドコモ、ソフトバンクといった従来からあるキャリアはいずれもほぼ同じ料金で、通信速度やサービスが優れているかわりにかなり料金が高いという大きなデメリットを持っています。
通話定額オプションが高い
基本料金だけでなく、通話定額オプションの料金も下記表の通り高く設定されています。
こういったオプションの料金差も加わることで、ソフトバンクの通信費は格安SIMに比べると月数千円も高くなります。
通話定額オプション | |
au ドコモ ソフトバンク |
5分以内:880円 かけ放題:1,980円 |
楽天モバイル | かけ放題:0円(専用アプリ利用時) 15分以内:1,100円(標準アプリ利用時) |
Y!mobile UQ mobile |
10分以内:880円 かけ放題:1,980円 |
ahamo LINEMO |
5分以内:0円 かけ放題:1,100円 |
povo2.0 | 5分以内:550円 かけ放題:1,650円 |
mineo | 10分以内:550円 かけ放題:1,210円 |
IIJmio | 5分以内:500円 10分以内:700円 かけ放題:1,400円 |
まとめ:auの通信品質は優秀、格安SIMに比べて1.5〜2倍の料金がネック
auはさすがの大手キャリアなだけあって、通信品質は格安SIMに比べて抜群に良いし、サービスも充実していますから、安心して使うことができる通信会社です。
とは言えネックなのはやはり「料金面」。月額料金は格安SIMに比べるとかなり高く1.5〜2.0倍かかってしまいます。
月20GB以内で良いならサブブランドであるUQモバイルを使う方がおすすめ(通信品質・サービスはほぼ同等)。
自身にあった使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。